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夏にビタミンCを積極的に取り入れたい理由と摂取する方法

SUMMARY

  1. ・夏にビタミンCを摂取したい理由
  2. ・夏にビタミンCを摂取する方法
  3. ・夏に摂取したいビタミンC以外の栄養素
  4. ・ビタミンCを摂って、夏の暑さに負けない体を手に入れよう


夏に積極的に摂りたい栄養素の一つに「ビタミンC」があります。ビタミンCは、毎日の健康を支える栄養素で、野菜や果物などに豊富に含まれます。しかし、具体的にビタミンCがどんな効果をもたらすのか、よくわからない人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、夏にビタミンCを積極的に摂るべき理由や、ビタミンCに期待できる効果について解説します。また、ビタミンCの効果的な摂取方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。


夏にビタミンCを摂取したい理由

ビタミンCは、アスコルビン酸とも呼ばれる水溶性の栄養素です。ビタミンCには、夏のダメージから体を守る働きが期待できます。ここからは、夏にビタミンCを摂取したい理由を2つ紹介します。


●体の健康を維持する

夏はビタミンCが不足しやすくなると考えられています。気温が高くなったことが原因で食欲が落ちた場合、ビタミンCを十分に摂れていない可能性があります。

また、大量の汗をかくことで、ビタミンCが汗とともに体外へ排出されてしまいます。ビタミンC不足が続くと、体のコンディションが整いにくくなります。そのため、特に夏は積極的に摂取し、健康を守ることが大切です。


●美容のコンディションを整える

シミができる主な要因は紫外線です。シミの元となるメラニンは、紫外線の刺激から肌を守ろうとすることで発生します。適度な量であれば問題ありませんが、メラニンが過剰に増えると、排出されずに肌に溜まり、シミとして現れます。

また、加齢とともに気になる方が増える「たるみ」も、紫外線が原因で発生するかもしれません。紫外線には、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生成する線維芽細胞を損傷させることがあります。その結果、肌の弾力が低下し、たるみにつながるおそれがあります。

ビタミンCには、美容にとって大切なコラーゲンのサポートをする作用があります。さらに、美容のコンディションを維持することで、ゆらぎのない健康な状態に近づけてくれます。


夏にビタミンCを摂取する方法

ビタミンCの摂取には、化粧品や点滴などさまざまな方法がありますが、まずは食事から摂るのがおすすめです。ここからは、ビタミンCを効率的に摂取する方法を紹介します。


●野菜と果物を多く食べる

ビタミンCを多く含む食材には、野菜や果物などがあります。野菜ならトマト・ピーマン・オクラ・スイカ、果物ならレモン・ナシが豊富です。

また、野菜や果物からビタミンCを摂る場合は、鮮度のいい生の状態がおすすめ。ビタミンCは熱に弱く、水に流れ出やすい性質があるためです。サラダやフルーツジュースなど、シンプルに調理して摂るといいでしょう。

ビタミンCを多く含む野菜はどれ?効率的に摂取する方法


●ビタミンCが含まれたサプリメントを飲む

食事だけでは十分に摂れない場合、サプリメントを活用するのも一つの手です。外出先でも手軽に摂取できるため便利です。

なお、ビタミンCは一度にまとめて摂取するよりも、3~4回に分けてこまめに摂るのがおすすめ。ビタミンCは摂取しても、体に溜めておくことができず、すぐに体から排出されてしまうためです。食事をするタイミングに合わせて、ビタミンCのサプリメントを摂取すると、習慣化しやすいでしょう。

ビタミンCの1日の推奨摂取量は?


夏に摂取したいビタミンC以外の栄養素

ビタミンC以外にも、夏に摂取したい栄養素はたくさんあります。夏は沢山汗をかいたり、食欲が低下したりすることで、栄養不足になりやすい時期です。不足しがちな栄養素を上手くカバーし、夏でも体のコンディションを維持しましょう。


●ビタミンB群

ビタミンB群には、疲れやストレスを軽減し、エネルギー代謝を促進する作用があります。夏バテが気になる方は、特にビタミンB1やB2がおすすめです。

ビタミンB1は、疲労回復や皮膚・粘膜の保護に役立つ栄養です。ビタミンB1を多く含む食品には豚肉や大豆、うなぎなどがあります。一方、ビタミンB2は糖質や脂質などの代謝を助ける栄養素です。ビタミンB2を多く含む食品にはレバーや乾燥しいたけ、アーモンドなどがあります。


●カリウム

カリウムは、人体に必要なミネラルの一種です。カリウムは過剰な塩分を体外に排出したり、浸透圧を調節したりします。

カリウムが不足すると、脱力感や食欲不振を引き起こす恐れがあります。カリウムはバナナやアボカドなどの果物やスイカ、トマト、サツマイモなどの野菜に多く含まれます。


●水溶性食物繊維

夏バテで体力が奪われると、胃腸にも影響が出てしまいます。そこで役に立つのが「水溶性食物繊維」。

食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」があります。水溶性食物繊維には便をやわらかくすることで、排泄しやすい状態にしてくれる効果が期待できますよ。水溶性食物繊維を豊富に含む食品には、ナスやオクラ、キュウリ、イチゴなどがあります。


ビタミンCを摂って、夏の暑さに負けない体を手に入れよう

この記事では、夏にビタミンCを積極的に摂るべき理由や、ビタミンCに期待できる効果について解説しました。

ビタミンCは、体の調子を整えてくれる重要な栄養素です。もし夏バテで食欲が進まず、栄養を十分に摂れないと感じたら、サプリメントを活用するといいでしょう。ビタミンCで体のコンディションを整え、イキイキとした毎日を過ごしてください。





医療法人 涼葵会 理事長 W CLINIC総院長
足立 真由美

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院
2021年 医療法人涼葵会 W Femina clinic 開院
2022年 医療法人涼葵会W Clinic Homme 開院

美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。
「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する大阪で注目されるクリニック。
2019年9月には、同ビル10階にdining × studio × farmの3つのZONEからなる会員制スペース“W holistic retreat”を開設。その後2023年4月に“W holistic cafe”~腸活カフェ~としてリニューアルオープン。【美は健康な身体から】というコンセプトのもと動物性食品・白砂糖・白米・小麦・食品添加物を使用しないフード・ドリンクを提供。医療行為以外の面でも、身体によいものを取り入れることを推奨するなど総合的・包括的な健康を提供し、日常を忙しくしながらも、強くしなやかに輝く女性を応援している。

形成外科医、美容皮膚科医・美容外科医としての経験を活かし“美は健康な身体から”をテーマとした「W CLINIC」を大阪に設立。
医療行為だけでない、からだ本来の健やかで美しい状態を提唱しホリスティック医療を取り入れた多彩なアプローチで最新の美を提供。

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